7日目~10日目(8月16日~19日)
7日目
8時起床。ホテルで朝食をとり、9時にホテルを出発する。先ずはカステレット要塞と人魚の像を目指す。コペンハーゲン市内の町並みを堪能しながら、歩いていく。気が付くと1時間ほど歩いている。「?」、道間違えてない...?
バス停の地図で現在地を確認。見当違いなところまで来ている...。そして、市バスで、歩いてきたところをほぼ戻る形になってしまった。
カステレット要塞は星形をした稜堡式城郭である。日本で稜堡式城郭といえば函館市の五稜郭や四稜郭(星形ではない)、長野県佐久市の龍岡城などがあげられる。実は、日本史好き、日本のお城好きな私にとっては感度的だった(多分、そうでない人には興味がない場所だと思いますが...。)
それから、近くにある人魚の象へ向かう。人魚の象は世界三大がっかりの一つで、やはりがっかり。因みに、あと二つは、シンガポールのマーライオンとブリュッセルの小便小僧とのこと。
その後、アメリエンボー宮殿に行く。12時から衛兵の交代式があるのでしばらく待機。そして、独特な服装の衛兵がやってきた。
さて、昼食である。なかなか、入りやすそうな店が見当たらない。どうしたらいいものか...。
最終的に、やけくそでマクドナルドで済ませてしまう。
午後は、ローゼンボー離宮・クリスチャンスボー城を見学する。そして、ニューハウンを目指し歩いていく。「?」、道間違えてない...?バス停の地図で現在地を確認。見当違いなところまで来ている...。そして、市バスで、歩いてきたところをほぼ戻る形になってしまった。なんだか、朝一番と同じ構図である。
ヒューハウンは運河に沿って建てられたカラフルな木造建物が立ち並ぶ場所で、ベルゲンのブリッゲンを彷彿させる。むしろこちらの方が規模が大きい。
さすがに歩き過ぎたので足が痛い。市バスに乗ってホテルに戻る。しばし、ホテルで休憩。
そして、悩ましい夕食の時間だ。コペンハーゲン中央駅周辺を歩いてみる。すると、ビュッフェの店を発見する。これなら、料理の選択が楽だ。店に入った途端、香辛料のにおいが鼻につく。「??」
入った店はインド料理のビュッフェ...。入った以上引き返すこともできず、北欧でインド料理を食べる。そういえばストックホルムでの夕食はトルコ料理だったけ...。
食事を終え、セブン・イレブンで飲み物を買ってホテルに戻る。
8日目
8時起床。この旅の最後のプログラム、北シェラン島古城ツアーである。今回の旅唯一の現地ツアー参加である。
集合時間は10時30分で、集合場所もホテルの近くだ。少し早目の9時過ぎにホテルを出る。小雨が降っている。少し、ウロウロしてから集合場所へ行く。集合場所にはバスが2台停まっている。どちらのバスなのか...?
1台目のバスのドライバーにバウチャーを見せ、このバスがツアーバスかと尋ねると、「NO」であった。続いて、もう1台のバスのドライバーに見せると、こちらも「NO」であった。そして、ナビを見せながら2ブロック先に進んで左に曲がれと言われる。どうやら、集合場所の道路を1本間違えていたようだ。バスのドライバーに言われた通りに着くと、かなり先に、バスが停まっている。あのバスか...。ドライバーにバウチャーを見せると、違うといわれる。「???」。やれやれ...。周りを見渡すと、観光客らしい人たちのかたまりがある。「あれか...。」
バスは着いていなかったが、係員らしき人がいる。バウチャーを見せる。無事に、受け付けられる。
集合時間の10時30分を過ぎてもバスは着かない。11時になってようやくバスが着く。私を含めツアー客がバスに乗り込もうとすると、ドライバーが出てきて制止する。そして、最初からいた係員に何やら小声で怒鳴りつけている。そして、何やら説明をしたが、私には理解できない...。周りからは「金返せ」のような声が聞こえる。「なっ、なんなんだ...。」
結局、11時20分に別の2階建てバスが到着した。私の推察だと、どうもオーバーブッキングしていたため、バスを入れ替えるのに時間がかかったのではないか(係員は飛び込みの人も受付をしていた)。
このツアーは昼食は付いていない。自由時間に各自で取るようになっている。しかし、バスが出発するとガイドが時間を節約するため、昼食はバスの中で取りましょうと案内した。
バスは先ずフレデリスク城に向かう。雨は止んでいたが、雲が厚い。フレデリスク城に着くとガイドさんの案内で先ずはファーストフード店に連れていかれる。要は、ここでオーダーをしておき、フレデリスク城の見学が終わるころまでに作っておいてもらい、それをバスの中で食べるという戦法だ。
フレデリスク城の見学は 1時間ほど。ガイドさんは陽気な方で周りは笑いが絶えない。残念ながら、私にはわからなかった。そして、見学が終わると、先ほどのファーストフード店に。オーダーしていたチーズバーガーとベーコンバーガー、そして飲み物を受け取り代金を払う。そして、バスに戻る。「デ、デカい...」マックのハンバーガーより一回り大きい。はっきり言って、1つでよかった...。
フレデリスク城を出発し、フリーデンスボー城へ向かう。ここは、外観のみの見学となる。そして、クロンボー城へ。クロンボー城で1時間ほどの見学をして、バスはコペンハーゲンへ戻る。時間は17時。コペンハーゲンは気持ちよく晴れていた。
チボリ公園のそばでバスを降り、しばらく周辺を散策してから、ホテルに戻る。
さて、夕食...。昼のハンバーガーが効いている。あまり腹がすいていない。セブンイレブンに行き、パスタのペンネと鶏肉の惣菜のようなものとカットフルーツ、飲み物を買いホテルで食べる。
明日はいよいよ帰国の日。朝が早いので、早めの22時に床に就く。しかし、23時にチボリ公園から打ち上げられたの花火の音で眠れなくなった...。
9日目~10日目
5時起床。5時30分にチェックアウトし、コペンハーゲン中央駅に向かう。コペンハーゲン中央駅からは鉄道で空港に行く。
搭乗機はコペンハーゲン空港の第3ターミナル。第3ターミナルは、主にスター・アライアンスの航空会社が集まっており、主要設備はスターアライアンスのスカンジナビア航空(SAS)のものを利用するようになっている。チェックインは自動チェックイン機で行うようになっており、SASの自動チェックイン機は日本語表示ができるので助かる。帰国便もANAだが、コペンハーゲンにはANAは就航しておらず、フルトハンザ・ドイツ航空との共同運航便で、自動チェックイン機の航空会社はルフトハンザ・ドイツ航空を選択。予約番号を入力すると「?」、予約番号が検索できないので係員に聞けという内容のメッセージが出る。オイオイ...。
結局、スターアライアンスの窓口に行き、そこでボーディングパスを発券してもらう。因みに、コペンハーゲンからフランクフルトまでと、フランクフルトから羽田までの2便分のボーディングパスが1枚の紙で印刷されている。
そして、保安ゲートに向かう。金属探知機の前で係員にパスポートとボーディングパスを見せると「コ・ン・ニ・チ・ハ」と日本語であいさつされる。意外とうれしいものである。
免税店でお土産を物色していると、係員が日本語で品物を説明してくれる。そして、ここでお土産を買う。
搭乗機はエアバス319。座席は19A窓側である。機内食はチョコレートの入ったクロワッサン。1時間35分でフランクフルトに到着する。
羽田便の出発は12時。トランジットの時間は1時間ほど。ボーディングブリッジを出るとANAの職員が「羽田空港へ乗り換えのお客様]と書かれたボードを持って待機している。さすが、日本のエアーライン!!ANAの職員に案内され羽田空港行の便のゲートに向かう。A17搭乗口付近のエレベーターで、地階に下り、トランジットトンネルを通り再びエレベーターに乗る。エレベーターを出たところにイミグリがある。出国手続きをし、搭乗口へ向かう。因みに保安ゲートはなかった。
しばらくしてから、搭乗開始となる。ANAの職員のまんべんの笑みに迎えられる。日本のサービスは本当に素晴らしいと思った。
座席は34Kで、最後尾の座席である。離陸してしばらくすると機内サービスとなる。さっそくビールを頼む。そして、機内食、「和のセットは切れてしまい、洋のセットのみとなってしまいます...」と申し訳なさそうに言われる。私としては和のセットが食べたかったところだったが...。
飛行機は順調に航行する。寝たり起きたりをしながら、2回目の機内食の時間となる。今回は、機内食を積んだワゴンが来る前に、和か洋かのリクエストを聞いてくれた。やはり、日本のサービスは行き届いている。
6時15分。羽田空港に到着。
荷物を受け取り、相模大野行のバスの切符を購入。そして、バス停に向かう。「激アツ...」日本はものすごく暑かった...。
相模大野駅から小田急線に乗りそして、9時過ぎに自宅に到着。2013年北欧の旅が終わった。