コペンハーゲン市内と近郊
ローゼンボー離宮
クリスチャン4世によって、1606年に建てられた王室の夏の離宮で、オランダルネサンス様式による。後の時代に増築されていき1624年に今の状態になった。
クリスチャンスボー城
コペンハーゲンのスロッツホルメン島にある宮殿で、現在では王室と政府の迎賓館や、国会議事堂、内閣府、最高裁判所など施設が置かれている。
クリスチャンスボー城の歴史は、1167年にロスキレの司教アブサロンがアブサロンの城を建設したことから始まる。その後、5度に渡り破壊と再建が繰返され、今日の姿になったのは1928年のことである。そのため、バロック様式、新古典主義様式、ネオ・バロック様式の3つの建築様式が共存している。
アメリエンボー宮殿
元々4つの貴族の邸宅として建設られた建物であるが、王宮であったクリスチャンスボー城が1794年2月26日に焼失したことから、王室がこれを宮殿とし移り住んだ。
女王が滞在しているときは、宮殿に国旗が掲揚されている。
コペンハーゲン市庁舎
コペンハーゲン市庁舎は1905年に完成した、中世デンマーク様式と北イタリアのルネッサンス様式を取り入れた建物である。高さが105.6mの塔があり、コペンハーゲンで一番高い塔である。
ストロイエ
コペンハーゲン市庁舎からコンゲンス・ニュートー広場に伸びるストリート。ストロイエとはデンマーク語で歩くという意味で 歩行者天国になている。
ラウンド・タワー
高さ34.8mの円筒形の建物で、1642年にクリスチャン4世王によって天体観測所として建てられた。
フレデリスク教会
大理石教会とも呼ばれるフレデリスク教会は、ノルウェー産の大理石を贅沢に使って建てられたロマネスク・バロック様式の建物である。高価な大理石を沢山使ったため予算が足りなくなり、途中で工事が中断となったことから、完成したのは着工してから1世紀以上たった1984年のことである。
ニューハウン
ニュハウンとは新港という意味で、クリスチャン5世王によって、1671年から工事を開始し1673年に完成した幅30~40m、長さ400mの掘削によって作られた港である。
現在のニューハウンは、コペンハーゲンで最も有名なウォーターフロントで、カラフルな建物がぎっしりと建ち並ぶカラフルな建物がぎっしりと建ち並ぶ観光スポットになっている。
人魚の象
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話・人魚姫をモチーフにしたブロンズで、彫刻家エドヴァルド・エリクセンによって作られ、1913年8月23日に公開された。
カステレット要塞
コペンハーゲン港の入口を守る目的でフレデリク3世によって1662年に作られた稜堡式城郭。
現在は公園となっており、その中のゲフィオンの泉は、噴出する水しぶきの中に4頭の雄牛とそれを御する女神の像が見られる。