南部
エンゲルスバーリ製鉄所
ヴェストマンランド地方のエンゲルスバーリ村にある製鉄所で、1681年に操業を開始し1919年まで稼働し、当時はヨーロッパで最も近代的な製鉄所の1つであり、スウェーデンの鉄鋼業を支えた。
カールスクルーナの軍港
1679年にカール11世により軍港と都市が建設され、今日でもスウェーデン海軍の軍事基地と海港がある。カールスローナの名称はカール11世にちなみ「カールの王冠」を意味する。
ヨーテボリ
スウェーデン第2の都市。イェーテボリ、イエテボリとも呼ばれる。17世紀にスウェーデン王のグスタフ2世アドルフによって建設された街である。当時北にはノルウェー、南にはデンマーク領があった。
大航海時代においては貿易の拠点として栄え、スウェーデン東インド会社が置かれた。
マルメ
マルメは1275年頃に建てられた街で、15世紀にはデンマークで一番大きい町として栄え、17世紀にスウェーデン領となった。19世紀から20世紀にかけ織物産業や機械産業など製造業の中心として栄えた。
ターヌムの岩絵群
ターヌムの岩絵群はターヌムスヘーデにある岩石線画群である。青銅器時代の紀元前1800年~紀元前500年に描かれたものとされ、船や橇、動物、人間、荷車、狩猟、農耕などの岩絵が描かれている。岩石線画が描かれた岩場は360ヶ所以上発見されている。
ヴァールベリの無線局
ヴァールベリ近郊にある超長波(VLF)送信局である。1922~1924年に建設され、北大西洋をまたいだアメリカとの無線通信を行なった無線局として有名。
カルマル
カルマルは古代より人が住んでいた場所とみられ、鉄器時代の埋葬地跡が発見されている。中世からは商業都市として栄え、しばし、スウェーデンとデンマークとで領有権争いが繰返された。
1397年にデンマーク・ノルウェー・スウェーデンの3王国間で締結されたカルマル同盟(物的同君連合)の締結場所である。