北部
キルナ
スウェーデンで最も北に位置する都市で、北緯68度の北極圏に位置する。
白夜は5月下旬から7月中旬、真冬には極夜になる。オーロラの鑑賞地でもある。
ルーレオのガンメルスタードの教会街
スウェーデンのボスニア湾北端に位置する都市ルーレオ近郊にあるにある教会村。
15世紀に建造された石造の聖堂を中心に、放射状に伸びる道沿いに424軒の平屋の木造家屋が並んでいる。シュルクスタードと呼ばれるこれらの家屋は、日曜日や宗教上の祭事にのみ用いられた。
1996年に世界遺産に登録された。
アビスコ国立公園
アビスコ国立公園は、スウェーデン北部、ラップランド地方のノルウェー国境近くにある国立公園で、夏はトレッキング、冬はスキー、オーロラ見物の名所である。
トッレッキングコースは「王様の散歩道」と呼ばれる全長約450kmものコースの北側のスタート地点になる。
ニューラ山やリッサヤウレ湖があり、氷河が刻んだ渓谷や美しい山岳景観で知られる。
ファールンの大銅山地域
ファールンはスウェーデン中部のダーラナ地方の都市で、スウェーデンの銅生産を支えた大銅山があったことから、「ファールンの大銅山地域」として世界遺産に登録された。
13世紀頃から銅鉱山としてスタートし、14世紀にスウェーデン国王マグヌス4世の尽力により発展した。最盛期には全世界の銅の3分の2を産出したといわれ、1992年まで採掘が続けられた。
ヘルシングランドの装飾農家群
ヘルシングランドの装飾農家群はスウェーデンの東部ヘルシングランド地方の伝統的な装飾農家群。7つの木造家屋から構成され、中世に遡るこの地域の伝統的な木造建築の極地ともいうべきもので、19世紀の独立農の富を反映するように、精巧に装飾が施されている。
ラポニアン・エリア
ラップランドに属するイエリバーレ郊外の総面積約9400km2に及ぶ区域で、先住民ラップ人(サーメ人)たちが居住する。また、この区域にはムッドゥス国立公園、パジェランタ国立公園、サーレク国立公園、ストーラ・ショーファレット国立公園の4つの国立公園と、シャウンニア国立自然保護区、ストゥッバ国立自然保護区の2つの国立自然保護区ある。
先住民ラップ人の伝統文化や手つかずの雄大な自然とその景観から、複合遺産として世界遺産に登録された。
ヘーガ・クステン
ボスニア湾沿岸にある地帯で、、フィンランドのクヴァルケン群島とともに世界遺産に登録されている。
この地帯は、氷河の溶解に伴い、陸地の隆起が著しくみられ、氷河期以来285mも隆起している。